BASARA
□夏はやっぱり。
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前田利家が1人で全て食べているからです。」
その速さはわんこそば並。
もちろん伊達軍だけではなく、利家以外誰も食べていない。
「前田殿!!これでは何の為に某達が呼ばれたのか分かりませぬ!!」
「やっぱりおさむらいは嘘つきだべ!!」
「うつけめ…」
文句を言われても仕方ないと言えば仕方ないが、流石に少し可哀想に思った慶次が言う。
「まぁまぁ、利が一番後ろに行けば文句ないだろ? な? 利。」
すると利家は
「嫌だ。まつのメシは誰にもやらん!」
…
「待て待て。お前だろ、皆で流しそうめんするって言った奴。」
「まつのメシをやるとは言ってないぞ!」
それは屁理屈である。
「とにかく後ろ行けって!」
「嫌だっ!!」
「行けって!!」
「嫌だっ!!」
「行け!!」
「嫌だっ!!!」
…この終わりそうもない喧嘩にみかね、立ち上がった者が二人。
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