過去拍手文
□ニャーと鳴いた日
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ある晴れた日。
「お前さん何処の子なんじゃ?」
『ニャー』
銀髪の男の人が、私に話しかけました。
口元に一つ、ホクロのある優しそうな笑顔の人。
「綺麗な黒髪じゃ」
そう言いながら、私をひと撫で。
少しくすぐったいけど、久し振りに撫でられてちょっとウットリ。
「お前さん、捨てられてるんか?」
『ニャー』
肯定するかのように、ひと鳴き。
私は猫だから、話すことが出来ないから。
だから代わりに鳴くのです。
「そんなら、俺んとこきんしゃい」
『ニャー』
嬉しくて、またひと鳴き。
そしたら少し空に近づいた。
私を抱き上げる銀髪さん。
「さぁ、お嬢さん」
『ニャァ?』
「素敵な名前を授けましょう」
ニャーと鳴いた日
私の世界が一回り
END
9月分拍手。
ニオちゃんお相手☆
主人公猫設定*笑