06/23の日記
10:13
ネタ語り さん/2
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NARUTO×TOAの続き
既にあの日から十年近く経ち、自分たちはもう当時の子供のままではない。
今更戻ることに意味があるのかもわからないが、しかし世界の時の流れは一定ではなかった。
正確に言えば、その世界のどの時間軸に飛び込むかは、行ってみなければわからないのだ。
都合の良い時間軸に行けるとは限らない。
もしかしたら百年単位で飛び越した時間軸かもしれないのだ。
それにここまで来てしまったらどの辺りが“都合が良い”のか、よくわからない。
もしかしたらあの日あの時から五分と経っていない時間軸かもしれない。
それなら少なくとも変化でこちらの成長は誤魔化せば、他は何の異変もなく丸く治まる。
たが順当に十年経った時間軸に行けたなら(その可能性はまずないが)自分たちは任務中行方不明もしくは抜け忍として処理されているだろう。
何より三代目が未だ火影の地位にいるかも怪しい。
既に別の人間が火影の椅子を暖めているのなら、自分たちには用はないのだ。
三代目以外の主など持つ気はないのだから。
それでも確かめるまでは。
諦めることもできないのだった。
“…………………”
「ん?」
「どうした?」
「今何か聞こえなかったか?」
「いや?俺には…」
第一この空間で音など、お互いの声以外聞いたことなどない。
だが。
ゴウッと突然、“風”が吹き荒れた。
この何もない無風空間で“風が吹き荒れた”
「なっ、なんだっ?」
「うわっ?」
“”
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