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□夏
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日差しがまぶしい夏の昼間


夏休みってのに毎日部活

まぁ強くなりてぇんだけど





「じゃぁ30分休憩」


やっと休憩だぁー




俺のお気に入りの中庭にダッシュ



やっぱあっちぃーなー

木の下が涼しいんだぜぃ



……ぉお!?
中庭の花壇に人が倒れてる…

ちょ…


「ぉ……おい!!!!」


倒れていた女の子は
くるっと首だけ向き
びっくりした顔で俺をみる


『な……なんですか??』


「い…いや…
熱中症とかで倒れてるかとおもって…
何もないならよかったぜぃ」


彼女の手元をみると
色鉛筆、クレヨン、スケッチブックが落ちている
ってか置いてある?


「美術部?」


『はい!!』


「たのしぃ?」


『んー…今日は暑いです』


「おまえ変な奴だな」


『よく言われます
あの、髪の毛は地毛ですか?』

「んー?企業秘密」



『ほぉ…
いい勉強になりました』



「丸井せんぱぁーい!あと5分でーす!」


あぁ
そういえば休憩中だった…


「はいよー!」


赤也がわーわー言ってるけどシカト☆天才的ぃ



『行かなくていいんですか?』

「ん?あぁ…そろそろ行くよ

なぁ、おまえ名前は?」



『……企業秘密です』




笑顔で言った女の子に俺は、
夏の暑さかはわからないけど
顔が熱くなった





【夏】   


(暑いだけだよな?)






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