†黒と白の研究室†

□Hand
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白銀の髪・低い声・褐色の肌…すべてが私を愛しくさせる


通り過ぎる人影…街は今日も賑やかな活気に溢れている。
「……遅すぎ」
クーラは時計を何度も確認する。夕べ約束した時間からすでに30分もたっていた。
約束…といっても一方的にクーラが決めたようなものだったが。
「やっぱりいきなり昨日電話して勝手に決めたから怒ってるのかなぁ…」
−でも
「会いたいんだもん」
彼の性格から考えればクーラから呼ばなければ会おう…と言う話はでない。
「……………ハァ」
クーラは帰ろうと後ろを振り向いた。
「あ」
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