後輩×先輩1827

□イロトリドリノセカイ
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胸の突起を心ゆくまで弄っていると、綱吉先輩が足をモジモジとさせ始めた。
下半身に目をやれば綺麗な色の雄が蜜を纏って勃ち上がっている。
胸だけでも女みたいに感じるようになった事に満足して、身体をずらして健気に震えるそれを口に含んだ。

「ひっ・・・!それヤダぁ・・・!」

恥ずかしがり屋の綱吉先輩はこの行為をされるのに抵抗があるらしく、いつもジタバタと暴れる。
でも止めてあげない。
だって本当に嫌がっているわけじゃないからだ。

「うぅっん・・・あっ、ひゃあ!」

暴れる足を押さえつけて根気よく舌で愛撫してやれば、悲鳴はだんだんと甘さを含んでいく。
腰はユラユラと揺れているし、口の中の雄はピクピクと気持ち良さげに震える。
綱吉先輩が口淫に夢中になり始めたのを確認して、こっそり準備していたジェルを絡めた指を綱吉先輩の蕾にあてがって、やわやわと揉む。

「あっ、ぁん・・・やぁ・・・・」

ガクガクと身体を揺らしながら完全に感じ入った表情で甘い声を上げる。
どんなに嫌だと言ったって体は正直だ。
ヒクヒクと物欲しげに蕾がわななき始めたのを感じて、ゆっくりと指を捻じ込んでみる。
「んっ」と一瞬苦しげに息を詰めたけれど、抵抗があったのは最初だけで、綱吉先輩のそこは僕の指を根本まで飲み込んだ。
ちゅぷちゅぷといやらしい水音をさせながら指を出入りさせるけれど、綱吉先輩はもう抵抗しない。
女を知らない体は快感に素直で従順だ。

初めて綱吉先輩の身体に触れてから1ヶ月。
身体を繋げてはいないけれども、綱吉先輩の身体はしっかり開発してきた。
胸はもちろん、僕を受け入れてくれる予定の後穴もだ。

「綱吉先輩を抱きたいです」

初めて身体に触れた後、きっぱりそう言いきった僕に戸惑いながらも綱吉先輩は頷いてくれた。
本当なら綱吉先輩だって男なんだから、抱く側になったっていいはずなんだけれど。
そんな選択肢は忘れているらしい。
なんの疑問も抱いていないような無邪気な様子に若干心が痛んだけれど、ここは黙っておく事にした。
そんなわけで、この1ヶ月入念に綱吉先輩の身体を開発してきたわけだ。
本当は途中で何度も無理矢理挿入してしまいそうになったのだけれど。
怯えたように涙に濡れた目で見られたら、我慢するしかなかったのだ。

男同士の場合、後ろを使う事は知っていたようだけれど(エロ保健医に教えられたらしい)、知識と体験は違う。
初めて蕾に触れた時は泣いて喚いて大変だった。
「そんな所汚い」とか「恥ずかしくて死んじゃう」とか。
なんとか宥めすかして舌と指でトロトロに溶かしてやったけれど。
幸い、というか綱吉先輩は素質があったらしく、ほんの数回で後ろの快感に目覚めた。


「あぁんっ!あっ、あっ、きょ・・・やくん・・・、も、イキたい・・・よぉ」

綱吉先輩がはふはふと荒い息を吐きながら、途切れ途切れに限界を訴えてきた。
もうちょっと綱吉先輩の媚態を堪能したかった僕は、今にも限界を迎えそうな雄から口を離す。
その代わり蕾に挿入している指を増やして、この間みつけた綱吉先輩の泣き所を徹底的に攻める。

「あっ、あァッ!やっ、いやっ・・・苦し・・・・」

さすがに後ろの快感だけでは達する事が出来ないらしい。
達したくても達せない苦しさで綱吉先輩が泣きじゃくりながら首を振る。
可哀想だとは思ったけれど、全身を桃色に染めて喘ぐ姿があまりにも可愛くて。
やっぱり前には触らないまま、後ろだけを攻めていると。
ギュッとシーツを握り締めていた綱吉先輩の右手が自身に触れて、自ら自身を扱き始めた。
普段の綱吉先輩なら考えられない行為。
僕が頼んでも自慰なんて絶対見せたくない、と断られたのに!
恐らく無意識なのだろうけれど、これは思わぬ展開。

僕が指を出し入れするタイミングに合わせて揺れる腰。
髪を振り乱しながら漏らす甘い喘ぎ。
そして綱吉先輩自ら扱いている雄はトロトロと蜜を零して。

とんでもない痴態に呼吸が荒くなる。
僕の自身は触ってもいないのに爆発寸前だ。
情けない話だが興奮し過ぎて鼻血が出そうになる。

「あっ!もうっ、いくっ、いっちゃうッ・・・・!」

内壁がギュンッと締まったかと思ったら。

「や、あああぁぁぁッ・・・!」

ガクガク身体を震えさせながら綱吉先輩が白濁を吐き出した。
よっぽど我慢していたのか、快感が強かったのか。
多めのそれはぴしゃぴしゃと綱吉先輩の白く薄い腹に降りかかる。

「あ・・・あ・・・っ」

時折ぴくんっと身体を跳ねさせながら、快感に溶けきった表情をしている綱吉先輩を覗き込む。
放心している今なら。
そう思って力の入らない足を抱え上げ、間に身体を割り込ませて綱吉先輩の蕾に僕の雄をあてがった。

「あ・・・」

僕の下心に気付いた綱吉先輩の顔がみるみる青ざめていくのが分かった。
今まで蕩けきっていた瞳に恐怖が宿る。

ああ、今日もダメか・・・・

こんなに怯えられてはやっぱり無理矢理する事は出来ない。
僕は綱吉先輩を強姦したいわけではないのだから。

「足・・・、しっかり締めていて下さいね」

そう言うと、綱吉先輩の柔らかい太ももにジェルを塗りたくる。
そして両足を揃えて抱えると、その間に僕の雄を挟みこませて本番のように腰を使う。
つまり素股だ。最近はこのパターンが多い。
手で擦り合うよりも、本番を思わせるこの行為の方が満足度が高い。
にゅぷにゅぷと足の間を行き来する僕に、本当に後ろを犯されているような感覚がするのか、綱吉先輩が甘い悲鳴を上げる。
さんざん我慢していたのと、柔らかい内股が綱吉先輩の熱い内壁を思わせて。
僕はあっけなく絶頂を迎えてしまった。

「くぅ・・・」

ドクドクと吐き出される白濁が綱吉先輩の腹を汚していく。
早く綱吉先輩の中に吐き出したい。
そんな事を快感に霞む頭で考えていた――。
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