*NANA*-漫画家少女が作り出す修羅場?-
□*麻雀大会*
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(正夢な訳無いよねラッキーセブンさんよ・・・)
私はドキドキしながらドアをノックした。
「はぁーい」
出迎えてくれたのは奈々ことハチだった。
「どうも・・・寝起き女です」
「・・・・あはは・・・見るからに急いで来たっぽいもんねもう、始まってるよ。入って」と言うハチの肩を掴んで私はこう言った。
「ちょっと待って・・・ハチだからこんな事言うんだけどさ・・・」
「?」
私はシリアスな感じで夢の事を話した。
「・・・すっごーいそれ、ある意味正夢かも」
「え?マジか」
私は着かさずカラーの似顔絵を出した。
「こんなんだぞ」
「うわぁ絵じょーずだねまさにこんな感じだよ。」
「まぁ・・・仕事上ね・・・てか、この美青年・・・何処かで見たことあるんだよね・・・」
「え?・・・トラネスの巧だよね私、大ファンだから・・・夢でも羨ましいなてゆーか、仕事上って?」
「イラスト関係だから・・・ってやぱタクミかぁ〜トラネスの持ってるもん〜」
「ファンなの?」
「うーん。直樹は好きな方だけど・・・私、音楽全般好きだし。マイナー王道関係無いからデビューシングルから借りたんだよ」
「てゆーか、僕はこの美少年こそ好みだねショタコンだし」
「え?しょたこんって?後、その子らしき子なら来てるよ」
「・・・マジかよショタコンってのは・・・年下の男の子をこよなく愛する人だよ。」
「・・・あはは・・・そうなんだ・・・私は上派なんだうん。ナナのバンドのベーシストなんだ」
「え?ファザコンなんだ納得えナナってやっぱりバンドマンなんだ」
「ふぁざ・・・こん?・・・うん凄く素敵なんだよ」
「ファザコンってのは・・・年上の男の人をこよなく愛する人だよ」
そんなこんなと長話してたら・・・
「お前ら・・・何玄関先でしゃがみこんで内緒話してんだよ・・・」とナナが機嫌悪そうに見下ろしてきた。
「あっ・・・ナナ若菜がね・・・正夢m」とハチが言いかけると
「ちょw・・・そう言う話しは内密に・・・」と赤らめて言う。
「なんだよ。ハチに話してあたしには話さないのかよ」と嫌らしい笑みを浮かべた。
「別にそういう訳じゃ・・・」
(只の夢話じゃないから恥ずかしい・・・)
「何、隠しもってんだぁ?」と不適な笑みでラフ画をひったくる。(ふざけながら)
「・・・・シンに・・・タクミか?・・・まだ何も言ってねぇし・・・つーか、シンは一般人・・・」
「・・・もう良いよ・・・ハチ・・・続きをどうぞ・・・」と私は観念した。
ハチはナナに興奮しながら続きを話した。
「すげぇじゃねぇか」と笑って「まっ良いから入りなよ」と私を招き入れてハチは後に続いた。
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