宝物&捧げ物

□あの時、
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ある二人の話…。


ディン「懐かしいなぁ…」


ロイド「何がだ?」


ディン「きゃあ////」


ロイド「何だよ〜?そんな驚く必要ないだろ?」


むくれる夫のロイド。



ディン「うっごめんなさい」


しゅんとなる妻のディン。


ロイド「まぁいいさ、それで?何が懐かしいんだ?」


ディン「あっほら!ロイドと初めて会話出来たあの日の事♪」


ロイド「ああ!あの日の事か!♪」










それは、とある朝のこと…


一人の可愛らしい少女が通学途中に、女性の敵である痴漢にあっていた…。


ディン「(…誰か助けて!)」


しかし、大声を出せずに居ると、突然痴漢の手が誰かによって払われた


「オッサンやめろよ!怖がってるじゃないか!」


そう言った男性は、同年代か少し年上の男性だった…。


その男性は、ディンが通う学校のクラスメイトで男女関係なく仲のいいロイド・アーヴィングだった。

その後男は、あっさりと次の駅で御用となり警察へ引き渡された。


学校へ向かう為再び電車へと乗るディンとロイド。


ロイド「……」


ディン「……」


しかし、二人ともがシンとなる空間。


ディン「あっあの!」


ロイド「大丈夫か?」


居たたまれなくなりつつ空間に、ディンから話掛けようとしたらロイドも話し出す。


ディン「あっはい////ありがとうございました!」


ロイド「ははっ♪どういたしましてってな♪まぁ何かあったら俺に言えよ?助けてやるからな♪」

これが私とロイドの初めての会話。


そこからが、全ての始まり…。

初めて会話したあの日から、私とロイドは、友達として仲良くなった。

仲良くなった二年生から三年生になった今でも、ロイドとは友達以上に仲が良く、でも、恋人未満で何とも擽ったいような位置止まりで、私はもどかしかった。


そんなある日の事…。


ロイド「ディン、ちょっといいか?」


ディン「え?う、うん」


昼食を食べてから、残りの休憩時間をどうしようか悩んでいると、ロイドから話掛けられて二人して屋上へと向かう。


暫くして屋上へと着くと…。



ディン「それで?話ってなぁに?」


ロイド「実は…俺、…ディンの事が好きなんだ!」



ディン「えっ!?///」


驚きで動揺が隠せずにいるディンに、追い討ちを掛けるように、突然抱きしめた!



ロイド「愛してる!俺と付き合ってくれ!」


強く抱きしめられるディンは、嬉しくて何度も頷いた。


こうしてディンは、友達以上恋人未満ではなくなり、見事恋人になれた。

そして二年後…。


二人は、晴れて結婚し双子の兄妹が出来たそうだ。






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