薔薇の秘め事

□薔薇の秘め事
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ああ、そういえば楓は私が豪炎寺君を好きだと言うことを知っていたっけ。



これはつまりチャンスだと言うこと。



『楓、』



やっぱり楓は会計に向いて計画的だ。



「全て私と楓に任せて☆」



ウィンクをして平気だと意思表示をする紗英。



『紗英、』



「だからなんで俺を無視するんだよ...。」



無視するのはいつもの事なので特に気にする必要はない。



『ありがと...。』



葵は先刻まで見せた笑顔とは違う笑みを見せた。



そして何時もの柔らかい笑みとも違う笑みだった。



なかなか見れない、照れ笑いだった。



『私、もう一度サッカーやるよ。』









道化師は旅立ち、白黒に歩む



(直人、楓、紗英...、)


(行ってきます。)









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