恋愛ゲーム
□恋愛ゲーム
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学校である女の子を見つけた。
白銀の長い髪に洋紅色の瞳。
儚そうな髪色なのに、その瞳の色は髪色とは反対に意志が強そうで、俺の髪色とも、晴矢の髪色とも違う赤の瞳に惹かれた。
確か晴矢の幼馴染だって聞いたかな。
彼女が忘れられない。
....なんだっけ？
メラニンの生合成に係わる遺伝情報の欠損により先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患のこと...、そうそう、アルビノだ。
彼女を例えるならアルビノなんだ。
俺の勝手な考えだけど。
｢ねぇ、風介。晴矢の幼馴染の彼女、名前なんだっけ？｣
俺がそう聞くと風介は眉間に皺を寄せた。
｢紅月に手を出せば晴矢が怒るからやめておけ。それにお前は彼女の視界にすら入っていない。｣
そう言うと思ったよ。
でも俺が今まで夢中にさせられなかった女の子は居ないんだよね。
まぁ、それを風介は分ってるみたいだけど。
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