薔薇の秘め事
□薔薇の秘め事
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秋葉名戸学園に勝ち、次は帝国学園と試合だ。
それぞれが闘志を燃やし、これまで以上に練習に励んでいた。
それ故、お茶会を開くような余裕はなかった。
まぁいつでも良いみたいな事言ったし、変に催促する必要もないよね。
そして帝国との試合が近付いてくる。
葵は鬼道の家に来ていた。
別にスパイ活動とかではない。
『調子はどう?』
「普通だ。」
鬼道の言う普通とは好調と同義である。
『それは良かった。試合楽しみにしてるよ。』
葵は口元を緩めた。
それはもう楽しそうに。
「お前はどちらを応援するんだ?」
『勿論雷門を応援するわよ。』
葵は当然でしょう?と言葉を続けた。
「そうか。」
それを聞き、鬼道は気を落とした。
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