薔薇の秘め事

□薔薇の秘め事
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大勢の観客がホイッスルを待っている。



葵はマネージャーではない為、観客席から試合を観戦する。



試合開始の合図と共に天井から鉄骨が落下してきた。



会場がざわめいた。



困惑、悲鳴、喫驚。



雷門イレブンが心配な反面、影山の権謀術数さを痛感した。



全く、よくこういう悪知恵が働くわね。



土煙が晴れると見事に突き刺さった鉄骨が見えた。



雷門イレブンは幸いな事に怪我人はなし。



葵は怪我人がいないことに安堵し、鬼道が移動したのを見た。



勿論円堂や響木監督もだ。



葵もグランド整備が終わりそうもないので修羅場を見に影山の元に向かう。



部屋には既に何人かいた。



「俺はもう、貴方の指示では戦いません。」



鬼道ははっきりと自分の意思を述べた。









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