薔薇の秘め事

□薔薇の秘め事
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「神のアクア。」



『神のアクア...?』



「それを飲めば神の領域まで達することが出来る。」



その言葉を聞いて納得。



なる程、超人的力を得たと言う訳か。



なる程なる程、神のアクアか。



それなら僕が押し倒されて当然だし、抵抗も無駄だろう。



葵は抵抗を止めた。



抵抗の為に上げていた頭を布団に押し付けた。



「もう抵抗しないの?」



その様子を見たアフロディがきょとんとした顔で問う。



可愛い顔...そういう顔をするのは神様じゃない、人間だよ。



その事に彼は気付いているのだろうか。



『私が抵抗を止めたって止めなくたって世界は変わらないし、抵抗するだけ無駄でしょ?』



「諦めるんだ、彼らは諦めなかったのに...やっぱり君はこちら側へ来るべきだ。」









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