薔薇の秘め事
□薔薇の秘め事
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打倒エイリア学園を掲げ、地上最強のイレブンを集める為の準備の為に一度解散となったものの、新しい情報の元に至急集合となった。
「揃ったな諸君。情報によれば総理は謎の集団に連れ去られたという。この謎の集団はエイリア学園と関係があるようだ。」
理事長がそう言えば皆の顔が険しくなったり、驚きの表情になったりと反応は様々だった。
「出発よ。エイリア学園と直ぐに戦うかもしれなくなるわ。」
瞳子は長く垂れた髪を後ろに払い、腕を組んで告げた。
その姿は意外にも様になっていて、先導者に相応しい風格があった。
「瞳子君、円堂達を頼むよ。情報は随時イナズマキャラバンに転送する。」
「はい、よろしくお願いします。」
「イナズマキャラバン?」
聞き慣れない単語にそれぞれが疑問の声を上げた。
「あれがイナズマキャラバン。ここが前線基地になるのです。」
その言葉に案内された先を見れば青いバス。
だが町中を走っているバスとは違って丸っこくて可愛い。
まるでオモチャのバスを本来の大きさにしたみたいだ。
運転手はと言うとお馴染みの古株さんだった。
古株さんは親指を立てて笑った。
全員がキャラバンに乗り込んだ。
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