狂愛

□狂愛
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『お兄ちゃん、一つお願いがあるんだ。』



僕は妹の言葉にまた何かとんでもない事が起こる予感がした。



「なんだい?」



『セックスしたい。』



妹の口から恥じらいもなく音になったのはセックスの4文字。



僕の予感が当たった。



「それは無理だよ。」



そう、無理なのだ。



妹には恋人がいない。



そんなの僕が許さない。



『お兄ちゃんとでも?』



僕は驚いた。



僕とするつもりだったのか。



セックスの単語を知っているくせに...。



「ダメに決まってるよ。」



『なんで決め付けるの?』



「血が繋がっているからだよ。」



ああ、こんな会話、前にもあった様な。



『またそれなの?』



妹は不服そうに頬を膨らます。



ああ、そんな姿も可愛いよ。



そう思ってしまうのはかなりの重症かな?











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