隣の席の佐久間くん
□隣の席の佐久間くん
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一瞬佐久間は梓の言葉にポカンとする。
しかし直ぐに梓から視線を逸らし、ぶっきらぼうに言った。
「紫苑、のも...綺麗だ...。」
梓は彼の頬が少し赤い事に気付いた。
梓は照れてる姿も可愛いななんて思ってしまった。
同時に彼が言った"綺麗"と言う単語に嬉しいくも恥ずかしかった。
嬉しくて、恥ずかしくて...俯きながらお礼を言った。
『あ、ありがとう。』
どうしょう。
凄く嬉しい。
ああ、今ならもう幸せ過ぎて死ねそう。
大袈裟かもしれないけど、それくらい嬉しい。
ハッピー
(今死んでも、)
(ちゃんと成仏できそう。)
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