隣の席の佐久間くん
□隣の席の佐久間くん
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鬼道の言葉に梓は思考を一時停止させた。
『え、佐久間君と源田君に?』
聞き返せば肯定の返事が返ってきた。
『でも私、教えた事ないから下手かもよ?』
始めにこう言っとけばそれ程失望させないで済むと分かっているから先に言っておく。
所謂保険だ。
卑怯だが、傷つきたくない。
期待し過ぎはよくない。
「ああ、それでも構わない。」
鬼道君と約束をした。
佐久間君と源田君も一緒。
大丈夫だよね?
勉強会
(私のレッスン受けたいですか?)
(是非とも。)
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