刹那、涙に死色の紅桜

□刹那、涙に死色の紅桜
1ページ/3ページ







あー、ヤバい。


ライフル盗られた。


ナイフや拳銃はいいけどあれはかなり高いんだから止めて欲しいんだけど。


ターゲットに武器盗られるとか有り得ないし。


この私が何度も失敗を繰り返すなんて...


私なんでこんなに運が悪いんだろ?


彼が関わると私に運が向かない。


不思議なものね。


これは神様の殺してはいけないというお告げかな?


涙は時計を見た。


依頼人は7日以内に殺せと言った。


残り時間はあと4日。


涙は一つ溜め息を吐いた。


ライフル、取りに行こうかな?


涙は思考を決めると、どこから侵入するなど計画を立てていく。


涙は学校が終わるとすぐ様家に帰宅し、制服から仕事モードに着替える。


といっても普通のノースリーブのワンピースなのだが。


制服で隠れていた腕に付けていたナイフのフォルダーを太股にに付け直し、拳銃も一緒につける。


拳銃の射程圏は7メートル。


ポケットには携帯電話。


「これでよし」


涙は準備を整えると家を出た。


涙は鬼道邸に不法侵入する事に成功した。


勿論不法侵入なので犯罪だ。


事前に集めた情報から鬼道有人の部屋が二階にある事を知り、彼ならば自分の部屋に隠すだろうと予測した。







.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ