恋愛ゲーム
□恋愛ゲーム
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午前四時のコールで基山ヒロトは目を覚ました。
俺は光る携帯に手を伸ばし、画面を見ずに通話ボタンを押す。
「昨日誰とどこに居た？」
第一声がそれ。
ああ、この声は誰だったかな？
なんて思いながら 言い逃れと言い訳を交互に使い分けて楽しむ。
ああ、なんて滑稽なのだろうか。
「キミだけだよ。」
なんてね。
ベタ過ぎ...笑えちゃう。
俺は隣で眠る彼女をチラリと見て会話を終えた。
俺はベッドから出て、シャワールームに向かった。
女って単純で分かりやすい。
ちょっと優しい言葉をかければ直ぐに自分に気があると思いこんじゃう。
傲慢にも程があるよ。
ホント馬鹿だよね。
俺はそんな事を考えながらシャワーを浴びる。
もっと俺を楽しませてくれないかな？
もっと満足できるような...、
今のじゃ足りないんだ。
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