恋愛ゲーム

□恋愛ゲーム
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隣のクラスの晴矢とその幼馴染の彼女がクラスにきた。



男が彼女を視線で追っている。



そりゃあ、第二ボタンまで開けていれば自然と目がいってしまうだろう。



彼女が歩く度に揺れる胸に。



正直言って彼女が本当にこの学校の生徒か疑いたくなる事がしばしば。



そしていつも彼女の隣に居る晴矢が羨ましくもあり、彼女の隣に居るのに平気そうな顔をしている晴矢が不思議にも思えた。



幼馴染の二人は口論をしながら私に近付いてくる。



『風介聞いてよ、晴矢ったら私のノート見てもさっぱり理解してくれないのよ?』



そう言って彼女は私に自分のノートを見せた。



彼女の隣で晴矢が喚いているがいつもの事だから無視を決め込む。



「この公式...、」



『そうよ、私のオリジナル。こっちの方が簡単だと思わない?』



しかも驚く事に彼女はオリジナルの公式なんてものを作ってしまうんだからすごいものだ。



「そうだな、ちゃんと代入して数式が当てはまるからいいんじゃないか?」



『でも先生は私の公式をみて答えが合っている事にびっくりするでしょうね。』



彼女は口元に手をやり笑った。












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