恋愛ゲーム
□恋愛ゲーム
1ページ/3ページ
休み時間。
俺は彼女を探す。
何処にもいない。
図書室にも、保健室にも。
やっぱり屋上に居るのかな?
俺は屋上に向かった。
屋上の扉を開けば、青空が視界に広がった。
そして彼女を見つけた。
だけど傍に晴矢が居た。
晴矢が彼女を抱きしめている。
晴矢じゃなくて俺だったらいいのに。
そう思っていれば晴矢が振り返った。
「脅かすなよ、ヒロト。センセーかと思ったじゃんか。」
晴矢は安堵の溜息を吐いた。
俺は晴矢に近付きながらごめんと一言謝った。
心にも思ってないけど。
.