恋愛ゲーム

□恋愛ゲーム
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『えっと、数学と化学でいいんだよね?』



「ああ。」



彼女は一度バックの中身を覗き、数学と化学が入っているのを確かめた。



『うん、大丈夫、ちゃんと入ってる。』



彼女は私を見て、じゃ、行こっか?と言い、歩きだした。



彼女は一戸の家の前で立ち止まり、鞄から鍵を取り出し、玄関のドアを開けた。



『どうぞ。』



「...お邪魔します。」



彼女は私を家に招きいれた。



そして二階に上がっていく。



学校よりも段差の違いが大きい為、下からだと彼女のスカートの中が見えそうだった。



私は咄嗟に視線を落とした。



いつまでも上がって来ない私に彼女は声をかけてきた。



『風介?どうしたの?』



私は何でもないと返し、階段を上がった。



彼女の部屋に入れば、彼女の香りといつも彼女が愛用しているきつ過ぎない香水の香りが鼻腔をくすぐる。



『えっと、ちょっと下行って飲み物持ってくるから先に準備してて。』



私が返事する間もなく、彼女は鞄を置き、部屋から出て行ってしまった。



私は彼女に言われた通り、勉強道具をテーブルに並べた。










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