恋愛ゲーム
□恋愛ゲーム
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外は生憎の雨。
体育は隣のクラスと合同で行われる。
ホントならば今日の体育は外でサッカーだったのに雨の所為で体育館でバスケになった。
俺は足を使う専門なのに。
隣のコートでアルビノの彼女がバレーをしている。
男たちの視線は皆彼女が一人占め。
彼女が走れば威力は増し、揺れる胸。
中には鼻血を流し倒れるものも。
『やった〜!!』
彼女のチームが勝ったらしい。
彼女は同じチームの女の子達とハイタッチを交わし、こちらの方を見た。
『やったよ!晴矢!!勝ったよ!!』
彼女は晴矢に大きく手を振った。
晴矢は彼女の声に気付き、手を振り返した。
刹那、風介の声が響いた。
「ノーザンインパクトっ!!」
風介がバスケットボールを蹴った。
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