薔薇の秘め事
□薔薇の秘め事
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「我校における試合では、マネージャーは全員メイド服着用という決まりになっております。」
メイド服を来た彼女は飄々と言ってのけた。
わー、天下の理事長娘に...勇気あるねぇなんて思いながらニヤニヤと夏未を見る。
「誰がそんな事決めたのよ!」
「店長...いや、監督が...。」
メイド服の彼女は店長と言い、監督と言い直した。
「あれ、監督だったんだ...。」
円堂は意外そうに店長...秋葉名戸学園の監督を見た。
円堂君、いくら何でもアレって言うのは失礼だと思うよ。
まぁ、あれって言っちゃうのもわからなくはないが...。
秋葉名戸の監督は西瓜を食べている。
ああいう風に豪快に食べてみたいな。
メイク絶対落ちる。
そんな事を考えていれば話かけられた。
「すみません、貴方も着用していただけますか?一応規則ですので。」
『あら、私はマネージャーじゃないわよ?』
そもそもサッカー関係ないし、茶道部部長で生徒会長だし。
しかも男なんだけど。
まぁ、教える気ないけどね。
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