薔薇の秘め事

□薔薇の秘め事
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直ぐにメールの返事が返ってきた。



たった一言、なんだこれは?だそうだ。



葵はメイド服と平然と返し、似合う?とまで付け加えた。



しばらくたった後、似合わなくはないと言う曖昧な返事が返って来た。



鬼道のこのような返事をするのはいい返事の証拠だ。



嫌ならはっきりと言うタイプだし、詮索されたくないなら、何でもないとか余計に詮索したくなるような返事をする。



『気に入った。これいただくわ。いくら?』



「34620円になります。」



葵は35000円をメイド服を着た彼女に渡した。



『お釣りはいらないわ。』



紫水晶の瞳が細められた。



余りにも余裕そうで抜けた雰囲気に彼ら雷門イレブンは困惑した。



「これが準決勝の相手か?」



豪炎寺はなんとも形容しがたい複雑そうな顔をした。



「あぁ...。」



流石の円堂もこれには戸惑っている。



『ねぇねぇ、これ似合う?』



葵は円堂達の前まで来ると、クルリと一回転した。









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