薔薇の秘め事

□薔薇の秘め事
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色々言動に問題があるが、良き古き友人である鬼道に誘われればもう断れない。



『情熱的な言葉どうもありがとう。でも...、』



だが宇宙人を倒すまでどのくらいかかるだろうか?



その間家はどうなる?



学校は?



不安要素は他にもある。



葵は不安そうに直人達を見た。



「俺らは大丈夫だ。どうせ暫くは休校だし、家の方には適当に合宿だとか言えばいいだろ?それか学校に貢献してるとか。」



直人の言っている事には嘘はないが、少し隠し事が多いように思えた。



「行ってこいよ、葵。」



ニカリと直人は笑った。



安心する笑みだった。



『直人、』



「大丈夫ですよ、望月会長。バカ崎が居なくても私と紗英で十分こなせますから。」



然り気無く直人を小バカにした。



「バカ崎言うな。」



直人が直ぐに訂正を求めるが楓はそれを無視する。



楓は葵の手を握り、大丈夫と意味深に言う。








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