薔薇の秘め事
□薔薇の秘め事
3ページ/4ページ
色々言動に問題があるが、良き古き友人である鬼道に誘われればもう断れない。
『情熱的な言葉どうもありがとう。でも...、』
だが宇宙人を倒すまでどのくらいかかるだろうか?
その間家はどうなる?
学校は?
不安要素は他にもある。
葵は不安そうに直人達を見た。
「俺らは大丈夫だ。どうせ暫くは休校だし、家の方には適当に合宿だとか言えばいいだろ?それか学校に貢献してるとか。」
直人の言っている事には嘘はないが、少し隠し事が多いように思えた。
「行ってこいよ、葵。」
ニカリと直人は笑った。
安心する笑みだった。
『直人、』
「大丈夫ですよ、望月会長。バカ崎が居なくても私と紗英で十分こなせますから。」
然り気無く直人を小バカにした。
「バカ崎言うな。」
直人が直ぐに訂正を求めるが楓はそれを無視する。
楓は葵の手を握り、大丈夫と意味深に言う。
.