薔薇の秘め事

□薔薇の秘め事
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葵は馴染みのある鬼道の隣に座った。



イナズマキャラバンが発進した。



『それにしても、宇宙人の襲来、ねぇ?』



「不服そうだな。」



隣から返って来た言葉に顔を向ける事なく答える。



『だって宇宙人なんて非現実的過ぎるでしょう?それに自分たちに地球の未来がかかっているとかそんな責任が重過ぎる事は考えらんないよ。地球外生命体なんてXファイルじゃないんだから。』



葵は呆れたような、まるで他人事の様に言った。



「だが現に宇宙人がこうして地球に来ている。」



それは紛れもない事実。



いや、それは果たして事実なのか?



疑問が湧いた。



『どうもキナ臭いねぇ...。』



葵はポツリと呟いた。



鬼道が葵を見れば葵は考え事をしているようだった。



もしも宇宙人だとするなら衛星が何かしら情報を掴んでいるハズなのに。



宇宙人達はそれほどまでに技術に特化しているのだろうか?









宇宙人とは謎だ



(幽霊は信じても、)


(宇宙人は信じない。)









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