薔薇の秘め事

□薔薇の秘め事
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そこに現れた黒スーツの男女。



「見つけたぞ!エイリア学園の宇宙人!」



あーあ、完全に勘違いされてるよ。



雷門メンバーは狼狽えた。



「警察には話が通っているのではなかったのか?」



鬼道が小声で夏未に聞いたが、夏未の返答は鬼道の期待した言葉じゃなかった。



「私に言われても...、」



夏未は困った様に眉を八の字にした。



「我々は総理大臣警護のSPだ。」



黒スーツの彼らはそう名乗った。



SPの中に混じるゼラニウム色の髪を持った少女を見つけた。



少女は出前に出てきて雷門メンバーを見回した。



「よし。そこまで言うなら証明してもらおうか。」



少女の言葉により雷門とSPフィクサーズの戦いが奈良鹿公園のサッカーフィールドで行われることになった。



雷門メンバーは円堂を中心に作戦会議が行われていた。



「今回葵はMFに回ってくれ。やれるか?」



チラリと鬼道を見てから回りを見れば皆が葵を見ていた。



視線を鬼道に戻し、葵はニコリと笑みを浮かべた。



『流石有人、優しい〜。心配してくれるの?』








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