薔薇の秘め事

□薔薇の秘め事
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『...?』



気のせいか?



もう一度染岡がシュートを打つ。



今度はノーマルシュートだが、外してしまった。



いや、気のせいじゃない。



やっぱりなんか変だ。



そこでお互いスコアレスで前半戦が終了した。



「どうってことないね、宇宙人さん?」



嫌味っぽく挑発的に言われた言葉に染岡は少女を睨んだ。



「染岡。前半いい調子だったぜ。後半もガンガン攻めてくれよ!」



円堂の言葉に染岡は微妙な返事をしていた。



その様子を葵は横目で見ていた。



春菜、秋、夏未が皆を褒める中、葵は瞳子監督を見た。



「みんな聞いて。後半の作戦を伝えるわ。」



染岡、風丸、壁山はベンチに下がり、空いたスペースは残りの人数でカバーするようにと。



瞳子監督に猜疑心を抱いた。



鬼道が瞳子監督に抗議する。



「待ってください、監督。これじゃ戦えません。」



「いいえ、これで戦ってもらうわ。」



鬼道が抗議しようとも瞳子監督は聞こえていないかのように無視を決め込んでいる。








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