dark world ..
□【HONESTY】
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無言のままどれほど歩いただろうか
葵『ルキ』
いつもの葵が俺の名前を呼ぶ声と違う
嫌な予感がする。
まさか・・・?
・・・別れ話?
葵『俺、ルキがどんなに俺のこと嫌っても絶対離さんから』
・・・えっ?
俺の足が止まる
ルキ「葵?」
振り向いたら、今までにない真剣な顔で俺のことを見つめてる
葵『ルキが俺のこと嫌っても、俺はルキのことが好きやから。
それだけは、覚えとって?』
葵の顔が笑顔になる
やばい
泣きそうだ
だけど
今なら正直に気持ち伝えれそうな気がする
ルキ「・・俺も」
心臓がバクバクする
でもちゃんと言わなくちゃ・・・
ルキ「・・俺も、葵が俺のこと嫌いになっても絶対手放したりしないから。
だから・・・ずっと側にいてよ」
途端に俺の目から涙が溢れ出す