お菓子箱

□雅〜miyabi〜
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「セニョール セニョーラ セニョリータ 」



Shall we dance?

1,2,Step...Step by step...
何を隠そうお嬢さん(セニョリータ)、私こそが生き血もしたたる吸血鬼(いいおとこ)
お望みとあらば骨の髄々とまで御自慢の牙を召し上がれ

嗚呼...月に照らされ青白く光る首筋にそっと誓いのキスを
でも何故だろう、胸の奥どこかこんなにも痛むのは...

「キ ミ ヲ ア イ シ テ シ マ ッ タ ミ タ イ ナ ン ダ」

1,2,Step...Step by step...
踊りませんか可愛い人(ポニータ)、手をとり腰絡ませて1,2,3
唇触れそうな距離で不意にささやく言葉は「テ・アモーレ」

嗚呼...この胸に咲いた情熱のバラはそのトゲで心締めつける
そして僕は君を想うたび血の涙を流すんだ。

叶わない恋ならばいっそ壊してしまえ、と
願ってしまうのはいけない事でしょうか?

僕が僕じゃなきゃどんなに良かったろう?
君を傷つける事などなく愛せるのに...
1,2,Step...Step by step...
落陽(とき)の合図で二人は逢い引き(ランデブー)、また朝が来て離れ離れ

嗚呼...愛した君にさえ近づけない僕は哀れなモスキートさ。
「抱きしめたい、抱きしめられない...」のは、壊してしまいそうだから

変わりゆくこの身体、たとえ干からびようとも
どうかこの恋が罪となってしまう前に
届かないkissならば、実らない恋物語(ラブストーリー)ならば
せめて夢の中、抱きしめさせておくれ

想えば想う程、近づいては離れていく...月と太陽の様に
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