《遊部が夢に出た1日》

















「おはよ華乃ちゃん!」


「あ、遊部先輩。…おはようございます」


「ん〜?目の下に隈が出来てんで?」


「いや…ちょっと。…うぅ、ごめんなさい!」


「へっ!?何で逃げてくの!?」


「まぁ、仕方がないだろうな」


「華乃ちゃんが逃げてった理由、川末ちゃんは知っとんの!?」


「あぁ。さっき聞いた」


「一体何やの!?」


「昨日、変な夢を見たそうだ」


「変な夢?どんなんやったの?」


「卓球部の皆で温泉に行った夢らしい」


「面白そうやんけ」


「初めは楽しかったようだが、温泉に入ろうとした時に問題が起こった」


「な、何やの?」


「温泉は混浴。しかも2人しかいなかったらしい。それが、華乃と…お前だ」


「おぉ!めっちゃええシチュやんか!」


「お前にとってはな」


「で、それが華乃ちゃんにとっては変な夢やったの?そうやったら、ちょっとショックやけど…」


「いや。問題はその後だ」


「?」


「混浴だから仕方がないと諦めた荻村は、温泉に入ろうと、先に入った遊部のいる温泉の扉を開けた」


「…それから?」


「湯煙上がる温泉の中、何も見えなかった荻村は、“遊部先輩”とお前を呼んだ。すると…













温泉の中には、ふえるワカメのように、何十人にも増えたお前が返事をしながら振り向き、襲い掛かって(抱き付いて)きたたそうだ」


「……」


「それで深夜に目が覚めたらしい。本人曰く、それがあまりリアル過ぎて怖くナリ、それ以降は寝付けなかったらしいぞ」


「俺のイメージって一体…」


「まぁ…ワカメなんだろうな、きっと」









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