企画

□ロボットにも心を
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次の日
綱吉は昨日のようにラインの確認をしていた

「…ディーノさん、雲雀さんの所に行ってから帰ってこないけど…」

そう不思議に思いながらも作業を進める

昼も過ぎた頃、ふと外を見るとディーノがいた
その後ろには…

「雲雀さん!?」

綱吉は焦る
騙していた相手がここに来るのだから

「どうして…雲雀さんが」

窓から見えた雲雀さんはいつもと変わらずきっちりとしていた

「まさか、ディーノさんがすべて話したとか?まぁ、あの人あまり嘘がつけない人だからな…」

寂しそうな、泣き出しそうな声をだして呟く

「でも、今…会いたくない」

ロボットと偽って突然、暮らしを破壊して勝手に姿を消したのだから
雲雀は相当怒っているのだろうと綱吉は考えた

「どこかに隠れなきゃ」

綱吉は隠れられる場所を探した

だが、どこにもそんな場所はない

「どうしよう…」

綱吉は慌てた

その頃、ディーノと雲雀は会社へと足を進める

「恭弥はツナに会ってどうするんだ?」

歩きながらもそうディーノが話しかければ

「連れて帰る」

と、即答されディーノは苦笑いをする

「でもな、綱吉は…」

「関係ないよ、それより元凶の貴方が言うこと?」

不機嫌な目付きでディーノを睨む

「うっιまぁな…

……着いたぞ」

「ここに綱吉が…」

ディーノの後に着いて会社へと踏み入れた



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