Novel
□愛しい君の傍に僕がいく
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行かないで
(ごめんなさい…もう俺はここにはいられません)
どうして僕から離れるの?
(あなたの世界とオレの世界が違うから)
どうして…どうして君は!
(大好きです雲雀さん)
[愛しい君の傍に僕がいく]
君が亡くなった
だれもかれもが涙を流していた
だけど僕だけは涙を流せない…
あの骸でさえ、目を手で覆っていたのに
あぁ、現実味がないこの空間が
この悲しみの中にくれる時間が
この信じられない時間が
僕を天から地へと突き落とす
君が逝く
遠くに君が去って逝く
もう、会えない君がとても愛しい
君がいない世界は僕には必要ない
ねぇ、今君は寂しいよね
だから、傍にいてあげるよ
愛しい君の傍に僕がいく
fin