Infinite Stratos:Re

□第二夜
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 数分後、山田先生が帰ってきた。
 織斑先生に引き摺られて。



「碧海……お前の入れ知恵か?」


「は?」



 山田先生が引き摺られて来たのにも驚いたが、織斑先生の発言が余りにも意味不明でキョトンとしてしまう。



「涼夜兄は何も言ってないですよ」



「……そのようだな」



 どうせこの人のことだから、俺の反応で判断したんだろうなァ……。


「山田先生は一体なにを言ったんですか?」



「いや、お前の部屋のことでな……自分の部屋か、私の部屋に置くのはどうかと言い出してな」



 うわァ……。


「それより、涼夜兄の部屋はどうなったんですか?」



 俺と千冬さんが呆れている間に、一夏が本題を促す。



「ああ、そのことだが……碧海」


「なんすか?」



「お前はホテルに泊まっているのだな?」



 俺がコクりと頷く。
 それを見て織斑先生が続ける。



「金銭的には大丈夫なのか?」



「……まァ、政府から結構な額もらいましたから」



 通帳の金額は高校生では考えられない程になっている筈だ。



「そうか。なら出来る限り早くに部屋を準備する。当然、なにかあれば直ぐに知らせるんだ。それでいいな?」



「了解しました」



 そのまま俺は、自分が宿泊しているホテルの場所、連絡先等をメモして織斑先生に渡した。







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