Infinite Stratos:Re

□第二夜
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 二人の先生が教室から出ていく……一人は引き摺られているが、それを見送って、俺は立ち上がった。



「一夏、俺はそろそろ帰る」



「わかった、今日は助かったよ」


「明日以降も時間があれば教えてやるよ」



「よろしくお願いします」



 そう言って、何故か笑顔で敬礼する一夏の頭をかるく叩く。



「あァ。ちゃんと自習もしておけよ?」



 笑いながらも釘を刺しておくことを忘れない。



「うっ、わかってるよ」



 先ほどの笑顔はどこに行ったのか、途端に苦い顔になる一夏。



「んじゃ、また明日な」



「うん、また明日。気を付けてな」



 俺は鞄を左手で脇に抱き、右手をフラフラとふって教室をでた。
 未だに女子があれこれ煩いが、こればっかりは仕方ないと諦める。それに、一夏と比べれば俺の方に来る奴は少ないし。
 今日はさっさと帰ろう、そう決めて校舎を後にする。






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