依存病-灰猫
時間が止まって欲しかった
なんてもう云わないよ
『いつ帰ってくるの?』
『うーん百年後かな?』
『嘘つき』
穏やかな笑いは絶えない
もう君は歩きだしていて
2人の距離は広がっていく
どうせ時間を止めたって
戻せばまた行くんでしょう
じゃあ時間が早く過ぎてしまえばいい
いつまでも待ってるよ
『おかえり』
『案外、百一年目は早かったなぁ』
『ほんとだ』
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