ｂl(２)
□君を想い、そして泣く
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時折訪れる、
この感情はなんなんだ。
「っはあ、は…！政宗様ぁああ…も、や…れすぅ…っ！」
「…っHa、嫌？無理矢理犯されて感じて、今更言うか？」
「ああぁあ！っあ、あ、あ、あﾞーーっ…！！」
ガツガツと奥を狙って
ひたすらに突き上げる。
小十郎はたまらずに
何度目かも分からない
欲を吐き出した。
しかしその間も律動を
緩めたりはしなかった。
ぐちゃぐちゃと
卑猥な音が止まることなく
部屋に響く。
「あ、うあ…あっ！やら、まさ…、変になっちゃ、あ」
「変になる？なれよ。なっちまえ」
そんで俺しか見えなくなれ。
ほかのことなんて。
ほかのおとこのことなんて。
「お前は俺のもんだ…小十郎」
「ひ、ィ…！」
耳元で流し込むように
言葉を囁けばびくりと
小十郎の腰が跳ねる。
その反応ににやりと口元が
上がるのを感じた。
「どうした？淫乱な小十郎ちゃんは言葉責めだけで感じちまうってか」
「あ、や…！やめ、ちが、あああ！」
ぐいっと自身を押し込んで
びくびくと震える小十郎を
抱えるようにして
そのまま動きを止める。
涙に濡れた顔で何事かと
小十郎が俺を見上げる。
ああ、たまらねえ。
「なあ、感じるか？小十郎」
「な、にを…！」
「俺の。今お前の中に入ってんだぜ？感じるだろ？熱くて…硬くて…」
「あ…っ！や、め」
耳を塞ごうとする小十郎の
両手を片手で纏めて
もう片方で赤く尖った
胸の飾りを爪先でいじる。
「ふあっ…まさ、…ね様」
「ほら、お前の中ぐねぐねうねってやがる…俺が動いてもいねえのになあ？」
「ひっ…う、く」
羞恥にぐすぐす泣き出した
小十郎だったが中の方は
変わらずにいやらしくうねり
俺のものを意識してしまうのか
なにもしていないのに
男根からだらだらと
透明な汁が溢れている。
それどころか無駄に細い腰も
ゆらゆらと揺らめいて
自らいいところに俺の男根を
擦り付けている。
「…Ha、やらしい奴」
「う…、はあ、ん…、」
きっと無意識だったのだろう。
小十郎が今にも大声で
泣き出しそうな顔をする。
それにどうしようもなく
ムラムラとして
また苛めたくなって。
「小十郎」
「あ…っ！」
小十郎の体を持ち上げて
俺の上を跨がせる。
勿論繋がったままで。
「動け」
あっけらかんと言われた
その言葉に小十郎は
また泣きそうにしたが
自分の欲に勝てなかったのか
ゆっくりと腰を動かし始めた。
「あっ…は、ああ、ん」
「Ah〜…ほんとエロいよな、お前」
「そん、な…ことぉ…っ！」
「言わないでってか？でもこっちはぎゅうぎゅう絞まってるぜ？」
「や！ちが、んやあ…っ」
「男くわえこんで…無理矢理されても感じて…腰ふって、誘って」
「あ、ゃっ…ああ、やだ」
「見せてみな…やらしい淫乱な片倉小十郎の情けねえイキ顔をよ」
ぐい、と顎を掴み俯いていた
小十郎の顔を上げさせる。
目が合った。
そしてその瞬間びくんと
小十郎の中が締まり…
「ん！やぁあああ…っ」
「―――っ…！」
小十郎は女のように
高い悲鳴を上げて達した。
なんとかその締め付けに耐えて
そっと小十郎を見れば
ひくんひくんと体を
痙攣させながら
ボロボロと泣いている。
その姿に再び興奮して
小十郎の男根に手を
伸ばそうとして気付いた。
小十郎のそれはまだ
欲を吐き出しておらず
苦しそうにだらだらと
液を垂れ流している。
「…小十郎、お前」
「…ふ…あ……？」
「言葉責めで、達したのか？」
「なっ！！」
途端に小十郎は慌て始め
あまりの恥ずかしさに
俺の上から退こうとしたが
すかさず小十郎の腰を掴み
そのまま押し倒す。
「言葉責めで空イキなんてなぁ…どこのAV女優だよお前は」
「も、やめてくださ…！」
「まだ俺が出してねえだろうが」
「ひゃあっ！」
がつんと突き上げてやると
勢いよく小十郎が射精した。
それは小十郎の顔まで飛び
一層色気が増した気がして
もう、止まらない。
小十郎の体を返して
後ろから再び押し込み
激しく揺さぶる。
「やっ！や、やああ！」
「や、じゃねえだろ。変態」
「んう…っ！あ、あああっ」
小十郎のすでに硬くなった
男根をぐにぐにと揉みながら
腰を絶え間なく打ち付ける。
「はあ…っやあ！んっあっあっ、政宗様ぁあ、政宗様…っ！」
「…っ出すぜ」
「あ！う！なか、中はだめだと、あれほど…！あ、だめ…っだめだめ…！やだあああっ！」
どくり。
「くっ」
「ああああぁあ…！」
勢いよく小十郎の中に
俺の精子をぶちまける。
小十郎も同時に達して
ぐったりと倒れ込むが
腰を俺が掴んでいるために
下半身は高く上がったままだ。
奥に送り込むために
射精しながら腰を動かせば
びく、と小十郎の肩が跳ねて
ぎゅうと中を締め付ける。