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□理性を殺せ!
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伊達政宗、18歳、童貞。
今俺は物凄く緊張している。

「なんかメロンパンが無性に食べたいですな」

俺の目の前では愛しき
my honey小十郎が唐突すぎる
独り言を呟いている。
メロンパンてお前は子供か。
そこは普通俺のt…失礼。
ちなみに此処は俺の部屋。
重要だからもう一度言うぜ?
此処は俺の部屋!

簡単に言うと今小十郎が
初めて俺の部屋に
inしているということだ。
しかもお泊まり。
今日学校で俺が土下座して
泣きながら頼んだのだ。

親が今日帰らないことを知り
もう俺は今日しかないと
心の底から思った。
なにをってか?
そりゃあ当たり前だろ?
俺は今日小十郎とヤる。
そして脱童貞をするのだ。

そんな俺の欲望を知らずに
のこのこ泊まりにきた
ウサたん小十郎!
いや…分かっていて
来たのかも知れねえ。
俺と一晩一緒に寝るんだ。
なにをされるかなんて
分かっているはずだ。

小十郎は淫乱だからな。
うんうん。
俺の妄想シリーズの中では
どの小十郎も最終的には
自ら腰振ってたし。
泣きながら俺の名前呼んで
…やべえ俺の息子が
反応してきやがった。

「政宗様、ちょっと宜しいですか?」

「Ah?」

俺の脳内がピンク色に
染まっている中で、
小十郎はずっとメロンパンを
飽きずに連呼していたが
やっとそれを止めて
のそのそとベッドに
寄り掛かる俺の方へ
膝立ちで近付いてきた。

まさか、まさかこれは
夢にまでも見た
誘い受けなのだろうか。
小十郎の目を見ると
熱に浮かされたような
色気を放っていた。
もう誘い受け確定だ。

まさか小十郎から来るなんて
嬉しい誤算じゃねえか!
いいぜ小十郎!
俺の息子の上で思う存分
パーリィしな!
足腰立たなくなるぐらいに
何度もイかせてやる!
善すぎて泣いても知らねえぜ!

「失礼します」

「OK小十郎ぉおお!!」

俺は小十郎を抱き締めようと
ガバッと両手を広げた。
しかし肝心の小十郎は
その横をすり抜けて
俺の後ろのベッドにボフンと
寝転がってしまった。
思わず振り返ると小十郎は
眠たそうにしながら
苦笑いを浮かべた。

「ちょっと眠くなっちゃいました。少しだけ寝させてください」

そう言って微笑む小十郎。
cuteだ、マジ天使。
しかし癒されてる場合か俺。
冗談かと思ったが
小十郎は瞼を閉じて
今にも寝ようとしている。

………まさか、
焦らしプレイか小十郎!
俺を焦らして焦らして
焦らしまくって
ヤるってやつなんだな!
shit、この小悪魔め!
小悪魔の小は
小十郎の小なんだな!

俺が一人で萌えていると
小十郎から規則的な
寝息が聞こえ始めた。
どうやら本気で寝たらしい。
もう襲ってしまおうかと
ふと思ったが寝ている小十郎を
視姦するのもgoodだ。

俺はハアハアしながら
小十郎の寝顔を見た。
相変わらず男前な寝顔だ。
しかしこの893顔の男前が
ヤる時だけは快感に染まり
えぐえぐ泣きながら
喘ぐのだチクショー!
息子を高ぶらせながら
俺は自分の妄想に悶える。

「んん…」

俺の荒い息に反応して
小十郎は少し眉を寄せて
ごそごそとしたが
起きる気配はない。
今改めて思ったが俺のベッドに
小十郎が寝てるだけで
すごい破壊力じゃね?
なんかもうヤった後みたいな?

…なんだそれ萌える。
でもヤった後ってもっと
服とか乱れてるよなあ。
今小十郎はYシャツと
制服のズボンをちゃっかり
しっかり着ている。
よし、どうせ脱がすんだし
脱がそうじゃねえか。

俺は小十郎が起きないように
息を殺して近寄ると
Yシャツの上のボタンを
2、3個外した。
そしてズボンのベルトを
慎重に引き抜いて
ズボンのボタンを外して
チャックを下ろした。

「(…very good)」

やればできるじゃねえか俺。
服が微妙に乱れた小十郎は
完全に情事後を思わせる。
これで小十郎の顔に
白いもんがかかってたら
もっといいんだけどな。
…いや、ちょっと待てよ。
冷蔵庫に元親に貰った
ヨーグルトがあったな。
こりゃかけるしかないな!



この時俺は頭の中が
小十郎一色で自重というものを
脳内から忘れていた。





 
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