書庫

□Secret Garden
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俺はお昼休み教室から眺める外の景色が好きだ

そこに君がいるから…


「…はぁ〜」

「ジミーなにため息ついてるんでぃ」

外を眺めていた山崎の目の前に沖田の顔が現れた

「這狽、わっ!!沖田さん!」

山崎はいきなりのドアップに驚き椅子から落ちそうになった

「ボーとしくさってどうしたんでさぁ?まさか…おまえ!!」

沖田は驚いたように外を見たあと山崎を見た

「ぎくっ!!」

山崎は唾を飲んだ

「サッカーしてる野郎に見惚れて…「んなわけないだろー!!」

沖田の声にかぶさる様に山崎は叫んだ

「なんでぇつまんないの」

沖田は両腕を頭で組みつまんなそうに山崎から離れた

「ったく,何しに来たんだか…」

山崎は離れていく沖田を見送るとまた外の景色を見た


でも,沖田さんに気付かれないでよかった…
気付かれたら何言われるか…

もし,ライバルになってしまったら…


山崎はそう思うとゾッとした



「…勝ち目なんてねぇよ」


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