狂詩

□高嶺
〜過ち
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――高嶺
〜過ち


愚かだった
自分の高さも解らずに手を伸ばした

愚かだった
地に這いつくばっても手を伸ばした

愚かだった
届く筈もない高嶺の花に手を伸ばした

愚かだった
届くと信じて必死に手を伸ばした

愚かだった
届く訳が無かった

愚かだった
地を這う僕には君は高すぎた

愚かだった
こんな誰も喜ばない戯れは止めよう

愚かだった僕を許してくれますか?
 

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