狂詩

□終焉を迎える世界
〜見届けたり
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――終焉を迎える世界
〜見届けたり


明くる朝
カーテンの隙間から差し込む光に目を細めて
静かに祈る
暗い夜
開け放った窓から差し込む月明かりに目を背け
静かに消える

今日もまた独り静かに歩く
誰もいない世界の真ん中を
独り隅で膝を抱えていても前には進めない

今日も私は駆け出す
まだ見ぬ場所が有る限り
今日も私は羽ばたく
まだ見ぬ幻想を追うために
終焉が来たら
私は動きを止めるだろう

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