●怖い噺 参


□バイト死体洗い
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俺のいとこは大学でサークルを主催しているんだけどそのメンバーの友だちがとんでもないバイトをしたらしい

夏休み直前に学生課に行ってバイト募集の貼り紙を見ていたら「短期間で高収入。勤務は夜間のみ。1週間で15万円可」というのがあった

さっそく電話をかけてみると勤務先は病院らしい。病院で夜勤といえば警備かなと思いつつ彼は面接を受けることにした

指定された日に病院に行ってみると不思議なことに彼の採用はすでに決まっていた

係の人がきて白衣を渡されそれに着替えると「じゃ、こっちきて」と言われた

向かった先は地下。長い廊下の一番奥に広い部屋がある。ドアを開けると強烈なホルマリン臭がした

マスクをして部屋に入ると白衣を着た人が数人いる。部屋の奥に大きなプールみたいなものがあってそのすぐそばに立っている人が長い棒を持ってプールの中をつついていた

プールの反対側には手術台がいくつも並んでいる。その上に乗っているものを見て彼は絶句した

死体だ。恐るおそるプールの中を覗き込むと何十体という数の死体がゆらめいていた

時々死体が水面に浮き上がってくる。体内のガスが膨張するので浮き輪みたいになって浮かんでくるのだ

プールの脇に立っている人はそれを棒でつつき水の中に沈め続ることを繰り返していた

彼は3日間がんばったけど4日目に辞めたらしい。体に染みついたホルマリン臭は辞めて1か月経っても消えなかったそうだよ

−終わり−

この都市伝説はホルマリンと同じ感じだよね
…でもどっちも尾鰭背鰭付き
実際にエンバーミングとか葬儀関係の専門学校ではこう言う仕事あるよね
樹海で遺品探しとか♪

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