●怖い噺 参


□赤い部屋
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いつものようにインターネットをやっていた

2chで赤い部屋というフラッシュが恐いと評判だったのでさっそく見つけてそのフラッシュを見てみた

それは物語になっておりさながらドラマ調である

物語ではインターネットでよくでる広告に
「あなたは、好きですか?」という広告がありそれがかなりヤバイらしいというものだ

主人公は友人からその話しを聞いたのだ

その広告がどうヤバイかというと友人いわく「その広告がでると消せない」ということだ

主人公はインターネット好きな高校生だった
さっそく自宅に帰ると「あなたは、好きですか?」の広告を探しにあっちこっちアクセスしだした

なかなか出てこないがついに見つけた


小さなウィンドウが出てきてそこに赤のバックで「あなたは 好きですか?」と文字が書かれてある

好きっていったい何がなんだ?となる

よく見ると「あなたは」と「好きですか」の間には割れ目ような線が入っている

主人公は広告を消そうとウィンドウの右上の×ボタンを押した。すると一瞬広告は消えるがすぐまた表示された

よくあるフラシュのイベントでまた同じウィンドウを出すという単純な仕掛けだ「なーんだ。やっぱガセネタだよ。何でもないじゃん」などと言いながらまた広告を消そうとすると広告が少し違っている

「あなたは」と「好きですか?」の間が広がっている

そのとき別のウィンドウに赤いバックで大量の名前がかかれたページが表示された

その名前は凄い数で主人公は「いったい何の名前だ?」と思いつつもスクロールさせて見ていった

すると一番最後にさっき学校で「赤い部屋」の話しを聞いた友人の名前があった

それを見たとたんこれはヤバイと直感した

何がヤバイのかわからないがとにかくヤバイと。主人公はすぐに友達に電話しようとした

そのときあの「あなたは 好きですか?」の広告に間に文字がでているのに気付いた「部屋」だ

「あなたは 部屋が 好きですか?」さらに広告を閉じようとするとまた文字が

「あなたは い部屋が 好きですか?」さらに広告を閉じようとするとまた文字が

「あなたは 赤い部屋が 好きですか?」
その直後後ろから女の声がした

「た…す…け…て…」

名前が沢山でていたページの最後に主人公の名前が追加された

翌日。生徒A「何でも、うちの生徒が2人も死んだらしいよ」

生徒B[ああ。聞いた聞いた」

生徒A「その2人のいた部屋はどっちも血で真っ赤だったそうだぜ」

ここでフラッシュは終わる

そして「あなたは 好きですか?」の広告が自分の画面に実際に表示される

当然、Windowsを終了させるにはこの広告を閉じなければならない

俺はまずまずのストーリーだがツマンネ

などと思いつつ広告を閉じた

そして広告は普通に消えたがすぐにまた表示された。物語と同じだ

これぐらい簡単に作れる仕掛けだ

興味本位で「あなたは 赤い部屋が 好きですか?」と出るのかと思って何度も閉じていった

すると「あなたは オカルト板が 好きですか?」と最後に出た

周囲の評判に合わせてフラッシュを作り治したな

などと思って今度はWindowsを直接終了させて再起動した

Windowsが立ちあがるとなんとまた「あなたは オカルト板が 好きですか?」などと表示されていた

フラッシュからスタートアップ登録などできないハズだ

できるにはできるが…俺はスタートアップから消そうとした。が、スタートアップには登録されていなかった

まあいいやと思いその広告を消そうとするとまた表示された

そのときブラウザが勝手に起動し何かのページが表示された

物語と同じように大量の名前がでた

正直ギョっとしたが所詮パソコン。チンケな機械が作動してるにすぎないなどと割り切ってページを見ていった。そのページの背景はブロックのような背景でどっかで見たことがある

「あの背景は どこだっけかなー」などと考えていたが思い出せそうで思い出せない

そしてそのページに俺が聞いたことある名前があった。そうだ。シャレにならないあの事件で犠牲になった人の名前だ

その事件とは2ちゃんねるが原因だった

ということは…見覚えのある背景とは2ちゃんねるのあのブロックの背景だった

ということはだ…このページに表示されている人は全て2ちゃんねるが原因で亡くなった人ということになる

日頃遊び半分で見ていた2chだがまさか…
その瞬間周囲から声がした

「ずるい。ひきょうもの。ころしてやる。おまえもなー。うざいよ。はあ?いってよし。おまえもこい。こっちへこい。ふざけんなよ。おまえもこっちへくるんだよ」

大勢の声で同じような事を何度もオレに訴えている

遊び半分で2chを見ていたがそのツケがいっぺんに跳ねかえってきた

そう思うと同時にガクブルになった。そんで恐怖を意識した瞬間体が動かなくなった

許して。許して!許して!!何度も訴たが「うざい。しね。おまえもしね。」などという大量の念が迫ってくる

そしてなんと首を締付けられる感覚がした

呼吸が苦しくなってきた。それはさらに恐怖と呼吸困難で意識が朦朧としてきて意識を持続できなくなり気を失った

その後生死のさかいをさまよい帰らずとなった

捜索されたオレの部屋は2ちゃんねらーの臭いで一杯だったそうだ

その後オレは元ねらーの彼らの仲間となってしまい一人でも多くオレ達の仲間を増やそうと頑張っている

いつか地上を制服する日まで。次こっちにくるのは君の番ですけど

−終わり−

突っ込み所が沢山ある都市伝説ですよね

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