●怖い噺 五
□7段ある階段
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専門学校生だった時に友人から聞いた話です
良くある話ですがそのマンションの1室は、人が居着かない場所でした
入居しても一週間以内に出ていってしまうのです
その部屋は丁度2階の端っこ7段ある階段を上ったすぐのところにありました
大家さんは嫌な感じがして、気になっていたのですがある日…
一週間以上経っても出ていかない人が現れたのです
大家さんは安心しながらも気になって訪ねていきました。住人は出てきませんでした
様子おかしいので大家さんは警察を呼び一緒に中に踏み込み住人が変死しているのを発見しました
死亡原因がはっきりしないと言うことで、警察は原因を突き止めるために調べるため今までそこに入居したことのある人達を訪ねたそうです
ところが一様に話したがらないどうにか「刑事さんがそこまで言うなら…」と聞けた話は
…夜になると子供の声がするそうです
初日は「かいだんひーとつのーぼった」
なんだ?と思い起きてみるがそれ以上何事もなく気のせいだと思ってやり過ごす
が、次の日
「かいだんふーたつのーぼった」
3日目
「かいだんみーっつのーぼった」
4日目…5日目…6日目徐々に近くなってくる声
階段は7段しかありません
それに恐れた住人は皆逃げ出していたのです
結局、7日目に何が起こるのかそれを知っているのは死んだ彼だけなのです
…という話を一人暮らしの時に聞きました
当時は怖くて仕方なかった
−終わり−
階段を登れると言う事は足は有るんだ…
階段に関する怪談でした