●怖い噺 壱


□骨を食べる少女
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小学三年か四年生位いの女の子が放課後残ってた時に学校のトイレに入ったそうです



用をたし終わり水洗便所の水を流すとトイレから出ようと扉に手をかけると開ける事が出来ません



ノブじゃなくてなんというのか…閂系の鍵で閂を開けたら開く筈なんですが開きません



何度となく開けようと試みてが便所の個室がガタガタと揺れて居るだけで扉は開く様子も無く不安になったその時



どどど、どどどと言う音がして振り向くと水洗便所の水が流れたままです



不思議に思った女の子は水洗便所を恐る恐る覗き込むと

水洗便所の水の流れの間におかっぱの女の子が立ってたそうです

女の子はランドセルをしょって居て、いかにも花子さんな感じだったそうです



視線を逸らす事も出来ずに見ていると

その水に映った女の子はランドセルを開け、何かを取り出しました…


それは人骨で

女の子は水の中で人骨にむしゃぶりつきました

人骨を舐めながら女の子を見てたそうです

するとぴちゃぴちゃと濡れた音が個室の中に響いてきて女の子の膝が震え



音の先は便器の中で髪がぐっしょりになった女の子が赤くて長い舌を出して骨がしゃぶってました


今度は水の中ではなく、実体化の様な感じで…女の子を上目使いで見ると口を歪ませて

一言呟いたそうです



「ほ…ね…」



女の子は半狂乱になって扉を強引に叩いていると

その女の子が足を掴んだそうです

女の子は絶叫



すると、扉が開き慌ててランドセルを持ち学校を飛び出したそうです



−終わり−

怪談や都市伝説でよくある“トイレの花子さん”の様な話しですね

噂には尾鰭、背鰭が付いて

一つの伝説として語り継がれる

語られてこその怪談

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