●怖い噺 参
□かごめかごめ
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“かごめかごめ”についていくつか紹介します
皆さんが知っている『かごめかごめ』の歌詞は
『かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀が滑った 後ろの正面だぁれ』
ですがこの歌詞は明治時代以降に完成された物なのです
『かごめかごめ』は江戸時代中期においては『かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に つるつるつっぱいた なべのなべの底抜け』というのが本当の歌詞でこれがなまってしまったのが現代の歌詞です
『鶴と亀が滑った、後ろの正面だぁれ』は替え歌のような物で特に意味はないということです
かごめかごめには別の由来もあります
この話はかなり前にテレビで紹介されていました
昔ある娘がある男の元へと嫁いでいきましたがそこの姑が娘のことをとても嫌っていました。毎日毎日、姑は娘をイジメてばかりいました
そんなある日。娘のお腹に赤ん坊がいることがわかったのです。娘は赤ん坊ができたことが嬉しくて嬉しくて毎日が幸せに感じていました。しかし姑はそんな幸せそうな娘が許せませんでした
ある夜が明けきらぬ晩に姑は娘を神社の階段の上に呼び出しました。呼び出された場所に来たものの姑の姿は見当たりません
しばらく待っていると隠れていた姑が娘に気付かれないように静かに近づき娘の背中を押して神社の階段の下へ突き落としました
そのまま娘とお腹の中の赤ん坊は死んでしまいました
そこから生まれた唄が『かごめかごめ』
かごめ かごめ(どうかご加護がありますように)
籠の中の鳥は いついつ出やる(愛されたこの子は、いつ産まれてくるのか)
夜明けの晩に(夜も明けきらぬ晩に)
鶴と亀が滑った(母と子が滑り落ちていった)
後ろの正面だーれ?(後ろから押したのはだーれ?)
昔カゴメ神社というものがあった
その神社には底のない、かべはぬるぬると滑る井戸がありました
その神社のある隣の村では昔から一年に一度村の娘を生け贄として入れておく祠があった。生け贄は一カ月の間だけ食べ物を貰うことができるがそのあとは世話さえしてもらえず祠の中で生涯を終えるのが決まりだった
その祠のカギは生け贄の世話をする者だけが持つことができその生け贄を助けたりしてしまえば生け贄と一緒に生き埋めとされてしまうことが決まりでした
ある年生け贄と決まった娘「かな」その加奈の世話を一カ月することになった男「仙太郎」は次第に愛し合ってしまいました
そして覚悟を決めた二人はこの村を出てとなりのカゴメ神社に逃げ隠れることにしました。でも神社に着いた時、村の人間に見つかってしまい二人では逃げることができなくなりました
2人で死ぬことより生きることを選んでしまったかなは、仙太郎を井戸に突き落として逃げ別の村で暮らしたそうです。ある年加奈がその神社を訪れた時、仙太郎の亡霊に井戸の底に引きずり込まれてしまいました。そのあとその井戸には籠の目が細かく付いているふたがされたそうです
そのあと作られたのがこのカゴメカゴメだそうです
「かごめかごめ 籠の中の鳥はいついつでやる 夜明けの晩に鶴と亀がすべった 後ろの正面だぁれ?」
とは、本当は
「籠の目、籠の目 籠の中の娘はいついつ出てくるの? 夜明けに近い夜につるっと壁が滑った 後ろで押したのだぁれ?」
といわれています
−終わり−
僕は遊郭の女の人の事を例えた
篭女っと聞きました