空を夢見て
□咲けなかったつぼみを、誰も美しいとは言わない
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「いたい痛いイタイっちゅーのッ!!!」
「痛み止めが切れたのですから当然ですよ」
「んなこと分かっとるわっ!」
「なら痛み止め飲んで下さい」
「わしは甘露かシロップじゃなければのま…「もう!問答無用です!!」 んぐぐッ!!?」
痛み止めの薬が切れ、怪我の痛みが全身を襲う伏羲に瑞華が痛み止めを渡せども、「苦い薬は飲まん!」 と頑なに拒否する伏羲。
それに強硬手段だと、伏羲の口に薬を突っ込んだ瑞華は、伏羲が薬を飲み込んだのを確認し、毎度毎度のこのやり取りに疲れたように溜め息を吐き出した。
演義7
咲けなかったつぼみを、
誰も美しいとは言わない
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