小説


□ナチュラル ハイ ケース1
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「ハイライトか?」
「なぜ、その名を?」
「チャージ!」
 その瞬間、閃光とともに消えた。
 
{今日未明局地的な超巨大カミナリが松本市に落ちました。
その際に県高校に同時刻、爆発事件発生}
{中継です}
{本日早朝、ここ、爆発物物らしいがあると用務員の通報があったのですが、
通報のかいなくカミナリとの連鎖爆発とのことで、現時点では、これ以上のことは、
分かっていません、以上現場か…ら…}

「竜也、おい、竜也ってば、エライ・エラいこと起きたぞ」
「亜美、エラい、エライって、オレは今エロ…い…って」
「あ〜また〜パソコンでアダルティーなぁ」
「まあいいや、エロイことは置いといて、何があったって?」
 とタバコを吸う竜也(たつや)。
「またまた。高校生があぁ!」
 ガンっと鈍い音。
「あたまたま、頭イテーな、殴るな」
「エロいことしてたからって、たまたま言うなって!」
「だ〜か〜ら、なにがあったんだよ?」
「だ〜か〜ら、ナニ触るなって!」

「あ〜あ、収集つかん、コンビだな」
 と冷静な明人(あきと)。
「で亜美なにが起こったって?」
「高校がなくなった」
「どうして?」
「爆弾仕掛けられたって、でカミナリの連鎖爆発だって」
「あっそうなんだ、なら学校は卒業まで休校だな」
「竜也、なに、冷静なんだよ」
 と亜美(あみ)
「だってなぁ、明人、っね」
「なんで、そこで明人にフル?」
「だって、用務員として通報したの、明人だもん」
「な、な、な」
「で結局、なんかオレが変なやつにつけられてたから、
ブチギレて」
「チャージャーオンで発射」
「原因はおまえかあ?これで2度目だ2度死ね」
「2度ってことは、亜美いっしょにって、OKってことだな」
「私はお前のおかずじゃねえ!」
「ハイライト、探知された」
「ここにくるのか。キャッスル?」
明人は竜也をハイライト、竜也は明人をキャッスルと呼んだ。
「このパソコン、キチがいどもーーーまた、私をまき込むのかああぁ!」
「亜美が来たから悪いんじゃねぇ?運のツキだな」
「私はツキてねえわ、運に」
 すると、ビルの下からパラララと破裂音。
「ゲゲゲ、自衛軍って2人とも何しでかしたんだよ?」
「キタロー、答えて」
 と竜也
「冷静に言うとオレら軍の実験体だ」

{コードネーム、ナチュラルタイプ0、タイプ1}
「あったまキタ人を番号扱いしやがって」
「ヤバい、フィールドオン」
 と明人
「チャージ!」
「亜美、フィールドインしろって、オレの近くに来い」
「チャージャーオン、2、1、0、発射!」
 あらゆる光が集まり、一瞬闇になったと思ったら、
「0式!」
ドンッ!
 と閃光がほとばしり、半径100メートルぐらいをのみこんだ。
その後は地面だけが残り、
亜美と明人は球形の半透明域につつまれながら、ゆっくりと地面に着地した。
 当の竜也は
「あ、すっきりしたぜ」
 と意気揚々
でも、左うでからシャツがヤブれ、黒ずんでいた。
「アッツーい!」
「竜也ね〜加減しりなさいよ」
「おい、お二人さん、軍、まだくるよ」
 と明人はパソコンを指差す。
「亜美、ここは頼む」
 と竜也は頭を下げた。
「イヤよ」
「そこをなんとか…」
「亜美、もう逃げ場ないんだから、そろそろOKしたら?」
 と明人
「あぁもう、観念したわ」
「じゃあ、誓いのキッ…」
「タービング!」
 と、何かが3人をつつみ、ゆっくりと沈みだした。
だが
{いたぞ!}
 と軍に発見された。
{到着した者及び…とにかく全軍打て---}
「普通なら、オレら、死んでるよなぁ亜美」
「ええい、いそがしいっの!」
「フィールドオン」
 全ての弾丸がガードされ、宙で失速し落ちる。
「タービング、オン!」
 と3人は宙にすっ飛び線の光を残して消えた。
「あ〜ん、普通の生活がよかった〜ん」
「これが普通じゃん」
「あんたたち2人が普通じゃないの、非常識だよ〜ん」
「おい、あそこ山荘みたいのだよ」
「おいしいゴチある?」
 と亜美
 そう、オレらは山らしきとこを歩いていた。
「美ヶ原高原って、めっちゃ地元じゃないの」
「ほ〜ら、普通じゃん」
 と男2人組み
「よーし、1次休戦で、おいしい物食べようね」
「あんなんじゃ、戦いでもないじゃん」
 と竜也
「まあまあ、めし食って、ねて、また、明日にしようや」
 と明人。

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