小説


□ナチュラル ハイ ケース2
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 山荘に着いた3人。
だが、亜美がドアノブに手をふれると
 バチッ!
「イターイ、ノブにスタンガンでもついてるのここ?」
「なに言ってんだよ、ただの静電気だろ?」
 と竜也、そして自分で開けようとすると
「イデー!この山荘変人オーナーがいるんじゃね?」
「電磁結界だ」
 と明人
「今、自宅発電からの電力はカットした」
「じゃあ、いるんだな力者(リキシャ)が?」
「ああ、多分な竜也」
「あの〜1つ聞いていいですか?リキシャって、な〜に?」
 と亜美
「おれらみたいなパワーを秘めたやつだ」
 と明人
「そっか〜って、やっぱ変人いるんじゃないのよ」
「のりこむぞ!」
 と竜也
ガンッとドアをおもいっきり蹴破った。
 中に入るとミラーの迷路みたいだ。
「ようこそ、私の空間へ」
 と声が聞こえた。
「ミラーメイカーか?」
 すると、ガコンッと入り口に鉄板が落ちて密室になった。
「全部、ふっとばす!」
「やめろ竜也、さっきの一撃で、もう腕がもたん」
 と明人
「チャージャーオン!0式!発射!」
「うわうわわ〜〜〜わわわわ〜〜〜」
 と亜美、ミラーに反射して、迷路中走りまくった。
「竜也あ〜!私を殺す気?で明人もなんでガードしないの〜もぉ〜」
「しないって、する暇なかったのって」
「はっはっはっは、一生ここで迷子になって死ね」
 とミラーメイカー
「竜也!耳かせ!」
 と明人
「ん?」
「あそこのミラーのつなぎ目を狙え、その先にいる」
「分かった」
 すると竜也はポケットから青い球体の石を取り出した。
「ラピスよ、オレのパワーを授けろ」
 と銀色の光を石が放出しだした。
「チャージャ!」
 狙いを徐々に合わせだした。
「チャージャーオン発射!0式!」
 パリーンと全ミラーが砕けた。
ミラーメイカーの腹部にクリーンヒットした。
「タービングオン!」
 と亜美
「バカめ、こんなものくらわんわ。再構築」
 うっすらとミラーが浮かびあがってきた。
「バカはあんたよ」
 と亜美はミラーメイカーをヘッドロックした。
「いや、バカはお前だ、電磁結界の予備発電があんだよ」
 ドガラララッと亜美めがけカミナリのような物が襲った。
が、亜美の体の周りを半透明な膜がつつんだ。
「明人のパワーのこもった、水晶のお守りよ」
「な、クソ、放せガキが、くそ、クソ」
「悪いわね、私、全国1位の柔道部よ」
「なら、1人でも道連れだああぁ、竜也!捕捉、雷撃、発射!死ねえええ!!!」
「うわああああっ!ってうっそーーー、パワー全快だぜ、ありがたく吸収させてもらった」
「あ〜み、タイミング、絶対に合わせろよ」
「あんたの適当感覚に合わせられたら奇跡ね、てか、キモいわ」
「よーし、イイ答えだ」
「チャージ!」
「タービング!」
「チャージオン、2、1、0式、発射!」
 ドンッ!
光の閃光が走り、その後の床に炎が走った。
「亜美ちゃ〜ん、大丈夫だった?」
 と目の前に亜美が現れた。
「半分はくらったわよ、でも助けてくれたんだし」
「だよな〜オレがいなきゃ、やっぱ」
 と両手を竜也は大きくひろげ。
「あみ〜〜〜」
「ありがとう明人君、私を必死で守ってくれて」
 と明人に抱きついて、ギューっとギューっとギュー。
「ぞんなああぁ…」
「お礼よ」
「グゴゴゴ、ガガ〜ン。お、オレは?」
「あんたみたいなブァブァばーか、パソコンと結婚しな」
「いいんだオレなんか、どうせ、むっつりでひきこもって、根暗になって、パソコンが嫁さんですよ」
 と部屋の片隅でジメジメ空気、きのこ栽培できそうだ。
「おおーい竜也、まだやつ逃げる気だぞ」
「そうなんだ、明人夫妻」
「いつまでもイジけてないで、早くカタつけな!」
「ハイハイ、分かりましたですよ」
「ナチュラルがこんなにも強いなんて」
 裏ドアから逃げようと
「0式、発射」
「電磁障壁」
 と、ぶつかり合い、相殺された。
「チャージャー、クラス2」
 と左腕を突き出したまま、右手を胸に構えた。
「チャージャーオン1式」
 と部屋の明かりが消えた、いや発電機から直に吸収している。
「発射!」
ガコンッ!!! と反対側の壁ごと吹っ飛ばした。

 その後というと
「くっは〜〜〜、疲れた後の食事はおいしいわあ」
 と亜美
「いいんだ、オレなんて、オレなんて〜〜〜!」
 と竜也はヤケ酒。
「さあ、飯も食ったし、寝ようや」
 と明人。
「普通4面ある壁のうち、1辺がまったくないのに寝んのかよ、だれだよ、壊したの」
「お前だよ、竜也、さて、オレらは大量の毛布等確保したから」
 と明人
「はぁ」
 と竜也
「あ、竜也の分の毛布ないから、外で火でもたいて」
 と亜美
「はあっ、オレだけ、キャンピングファイヤーかや?ええ?山荘でやるぞ、放火って言うけど」
「私も力者って、やつだけど、明人と2人で、今下山してもいいのよ〜〜〜ん」
「わーった、わーった、分かったよ、まきみたいの集めに行ってくるよ」
「おやすみ〜〜〜」
 と明人と亜美
「一緒に声合わせるな!ってか、オレだけ、徹夜かよって、もう寝てる・・・」
 と竜也は、その後、まきに火をつけ」
「ファイヤーファイヤ、キャンピングファイヤー」
 (ってキャンピングファイヤーの歌ってあったっけ?あっ)
「ナイト・オブ。ファイヤー、ファイヤー、ホーーーホッホッー」
 と朝まで、よく知らない、パラパラを練習するハメに・・・。

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